毎年恒例となった、透析患者さん および ご家族との旅行!
今年も元気に行って参りました
7回目となる今回は、11月23日(土)~25日(月)の日程で、2泊3日の四国旅行です。
例年以上にとても楽しく、思い出深い旅行となりました。
今回も3日間に渡った旅行中のエピソードを旅行中の写真を添えて綴って行きますね
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1日目 11月23日(土)
朝8時 庄内空港に集合。ちょっと肌寒いですが、良い天候です。
日本旅行の田中さんがすでに手続きを済ませ総勢16名を待っていてくれました。
実は私、前日に体調を崩し急きょ外来受診をしてしまいました。おかげで大分調子が戻りました。夕診の寺田先生に感謝!です。
初めて参加の方、何度も参加して下さった方、それぞれ笑顔いっぱい!
荷物を預けて羽田空港へ出発しました。
乗り換えの合間に軽くランチを済ませ、次の目的地「徳島阿波踊り空港」へ。事前改札をお願いして、皆が集まるのを待っていましたが一名の方が搭乗時刻になっても姿が見えません。
トイレに行ったと聞き、他の方が荷物を持って先に機内へ。
ようやく来られた時、搭乗券を他の方が一緒に機内に持って行ったことがわかり大慌て!!
人の流れに逆らって、搭乗券を届けようと機内から出た瞬間・・・
「お客様!一度搭乗されたら機長の許可なくては出られません!」
と客室乗務員さんが追っかけてきました。
事情を説明しましたが、許可をいただけず、「では代わりに届けてください!」とお願い。
すったもんだしているうちに「再発行してもらった」と涼しい顔で搭乗されたTさん。
ホッとしたというか何というか…
とりあえず、まあいいか…
午後1時過ぎ、徳島に到着しました
午後からの見学先は「阿波踊り会館」「鳴門公園・渦の道」でした。
皆さんお土産選びに余念がありません。
いつもいただくばかりのご近所やお友達に少しばかりでもお渡ししたいとの思い…わかりますよ。でもそんなに買ってどうするの…と思ったら自宅に宅配便で発送。そうですよね。
四国地方はそろそろ紅葉の見ごろを迎えます。もうすっかり枯れ葉の庄内より1ヶ月ほど季節は遅れているようです。みんなコートを着てきたけど暖かくて良かったですね。
徳島の名物:鳴門金時、レンコン、藍染め、瀬戸内海、阿波踊り…とのこと。
阿波踊り会館では生の阿波踊りを見ました。
簡単そうに見えますがかなりハードな踊りです。男踊りはずっと中腰、女踊りはずっとつま先立ちなんです!
これは大変でしょ!!
最後に参加者と共に阿波踊りレッスン。
参加した方も見ていた方も楽しみました。
その後の観光地は鳴門公園、渦の道です。大鳴門橋を歩いて渡る渦の道では、海上45mから渦潮を眺めることができます。初めて見た渦潮… 大迫力で美しく雄大でした。昔は直径20メートルもの渦ができたそうですが、現在は橋ができたせいもあり5mほどだそうです。ちなみに北半球に見られる渦は左巻だとか。
下の写真は、鳴門大橋の前で撮影しました。
夕方になるとさすがに肌寒くなり、香川県丸亀市のホテルへ。
この日ホテルのレストランは満員。近くのお食事処に電話しましたがどこも満席に近く、それぞれが思い思いの夕食をとりました
私たちはタクシーで駅近くのうどん屋さんへ。四国ですから讃岐うどんを食べなくては!
おいしかったです。昨夜の熱も忘れたかのように生ビールもいただきました
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2日目 11月24日(日)
朝9時出発。いつも透析旅行2日目は大雨ですが、今回は晴天!2日目のジンクスはようやく解消?
香川県は河川のない県だそうです。だから水は貴重品とか。
最初の観光地は善通寺。ここがとても素晴らしかったです。ご存知のように四国はお遍路さんが有名です。弘法大師(空海)が四国88か所で修業をしたことからお遍路さん参りにつながっているとか。すべてバスガイドの秋山さんが教えて下さいました。彼女の広く深い知識には脱帽でした。善通寺は弘法大師の生まれたところ。寺の名前が市の名前になったそうです。
善通寺の戒壇めぐりも経験してみました。お寺内部の地下通路のような真っ暗な廊下を左側の壁伝いに進みます。これは「自分を見つめ自分を戒める」修行だとか。途中、弘法大師様のありがたいお話を聞き、仏像に手を合わせて10分にも満たない距離を30分ほどに感じて外へ。貴重な経験でした。

次に金毘羅さんへ。
一生に一度は金毘羅参りとか言いますが、東北の人はなかなか行けないですよね。ということで金毘羅さん参りへ挑戦。本宮までの785段を登りきった人、途中で断念した人、駕籠で登った人、うどん店やお土産屋さんを散策した人など思い思いに。
お昼にみんな讃岐うどんを食べました。(うどん屋さんでおにぎりだけ食べた人もいたとか)本宮で幸せの黄色いお守りをゲットした人も。心地の良い疲労感とともに愛媛県松山市へ高速道路を通って移動です。
松山市は正岡子規や夏目漱石ゆかりの地です。子規堂、松岡子規記念館などを見学し道後温泉へ。夕食前に道後温泉駅周辺を散策。約3000年前にけがを負った白鷺が足の傷を癒した日本最古の温泉だとか。ジブリ映画「千と千尋…」のモデルになった道後温泉!
昔ながらの路面電車や坊ちゃんのからくり時計を楽しんでみんなで食事。瀬戸内海の海の幸をいただきました。
温泉で旅の疲れを癒してその後女性の部屋では女子会トークが深夜まで続きました。
どんな話かって?内緒です
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3日目(最終日) 11月25日(月)
四国旅行最終日です。朝から曇っています。やっぱりね…
バスは松山城へ。ロープウェイに乗って城に入るあたりで大降りの雨。やっぱりね…
迫力ある石垣を見て城内へ。敵の攻撃に備えるための仕掛けが至る所に見受けられます。急な階段を登り、天守閣へ。患者さんで元大工さんが日本の建築物について説明してくれました。
昼前には松山空港へ到着。お世話になったガイドさんと一緒に記念写真を撮り帰路につきました。
飛行機は前線を通り過ぎ、なんと揺れに揺れて羽田まで。
羽田では時間があったので、食事や買い物。3便で庄内へ。庄内は寒かったです…
( 2013年透析旅行記 ~四国編~ おわり )
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病院へ向かって夜間透析に入った方、
たくさんのお土産とともに自宅に向かった方、お疲れ様でした。
これからも体調に注意して庄内余目病院透析旅行、続けましょうね
透析センター・副看護部長
成田美保子