7月31日(日)に透析患者定期勉強会を開催しました。
今回のテーマは「いろいろな腎不全治療について」でした。
末期の腎不全治療には、血液透析(施設透析・在宅透析)、腹膜透析、腎移植(生体・献腎)があります。
日本人の多くの方は施設での血液透析を行っています。そのため腎不全の患者さんの中でも在宅血液透析、腹膜透析、腎移植についてはなかなか知られていないのが現状です。
そこで今回は、当院の五十嵐透析療法指導看護師による講演の後に、在宅血液透析、腹膜透析、腎移植をされている患者さん4名をお呼びし、実際のお話を聞かせていただきました。
普段のスタッフからの講義や指導ももちろん大切ですが、それぞれの治療を行っている方達から詳細な内容やそれぞれのメリット、デメリット、その治療を選択した時の状況や気持ちも聞いたりすることができました。
今後、腎移植を考えている方や治療法の変更が必要になるかもしれない方々にとっても大変参考になる内容だったと思います。
初めての試みでしたが、講師をして下さった患者さんのご協力により、有意義な勉強会となり、スタッフも改めて患者さん1人ひとりに合った治療法を考える良い機会となりました。
次回からも患者さんが参加して良かったと思っていただけるような勉強会を考えていきたいと思います。
透析センター 透析療法指導看護師 梅木