2016年11月20日(日)に透析患者勉強会を開催しました。
透析をされている方は、水分・塩分の取りすぎには注意が必要で、日々飲食を調整されています。
そこで今回は、『減塩でもおいしい透析食』をテーマとし、患者さん・ご家族・スタッフ含め、30名の参加者で酒田市総合文化センターにて調理実習を行いました。
参加者は4つのグループに分かれ、8品のメニューを調理しました。塩分を控えるためにはまず計量することが大事です。
普段は目分量だったり、味見をしたりして味付けを調整している方が多いと思いますが、調理実習では調味料をしっかりと計量し、減塩を意識してもらいました。
『減塩』というと『おいしくない』というイメージを持つ方も多いと思いますが、塩分の代わりに酸味や辛味、風味や香ばしさを加えることで、『おいしい減塩食』になることを学んでいただきました。
参加者の方たちは、男性も女性も料理上手で、手際よく調理を進めてくれました。
(普段、診察を行う中哉Dr.もこの日は料理の腕を振るいます)
そして、計8品の料理が完成!
≪メニュー一覧≫
・カレー風味チキンソテー
・金目鯛の中華煮
・小松菜ときのこの炊き込みご飯
・和風きのこハンバーグ
・簡単エビマヨ
・ピーラーサラダ
・塩焼きそば
・具だくさんかす汁
そして、管理栄養士による食事のアドバイスの後は
お楽しみの試食タイムへ。
試食した皆さんからは、『減塩とは思えないほどおいしい』、『塩分は薄味でもいろんな工夫をすることでおいしく食べられることがわかった』、『去年よりおいしかった』などの感想をいただきました。
スタッフも患者さんが学んでくれたことはもちろんですが、普段病院で見る患者さんが、生き生き元気よく調理したり、一緒に楽しく試食したりすることで、普段とは違った患者さんの一面を見ることができ、うれしく思いました。
今後も皆さんがこのように元気に楽しく生活していけるお手伝いができればと改めて思いました。年に1度の調理実習ですが、患者さんにとっても、スタッフにとっても有意義な時間となったと思います。
透析センター副主任・梅木