今回は、当院の音楽ボランティアの方の活動をご紹介します。
昨年11月からボランティアで通ってくださっている小松ノリ子さんは、
月に1、2回程病棟へ足を運び、患者さんに心温まる歌を届けてくださっています。
「以前、主人がこの庄内余目病院に入院して看取って頂いた際は、大変良くして頂きお世話になりました」と朗らかに話す、小松さん。
それからご自身も歳を重ね、いつしかご主人と同じくこの病院に通うようになりました。このボランティアを始めたのは、診察後に帰りの送迎バスを待つ間“何か病院の役に立つことができないか”と考えたのがきっかけだったそうです。
長い教員生活を終えた後、小松さんは高齢者施設に勤め、利用者さんと一緒に歌う会もしていたとか。「歌うのは、童謡などの懐メロが中心で、患者さんと歌う事で自分のボケ防止にもなったりして…」と、冗談交じりに話してくださいます。
小松さんが歌い終えた後、車いすの患者さんが元気になって歩いて帰ったり、寝たきりの方が笑顔を見せてくれることもあります。
「一緒に歌う事で、患者さんが気分転換できたり、昔を思い返して元気になってもらえたら嬉しいですし、今後も活動を続けていきたいですね」と、答えてくれました。
企画課・やまき