7月7日(土)、8日(日)に第151回TCLS庄内余目コースが当院で開催されました。
これは、徳洲会グループで行っている医療従事者向けの救急医療講習会で、医療現場で実際に使用している機材や医薬品を人形に使用して急変時の患者さんに対応する実践的教育プログラムです。
当院からは9名(医師、看護師、臨床工学技士)が参加、他に新庄徳洲会病院、日野病院(神奈川県)、館山病院(千葉県)から医師、看護師5名が参加しました。
寺田院長の開会挨拶の後、1日目がスタートしました。1時間半の講義の後は実技講習でした。心電図モニターや除細動器の使用、気道管理、BLS(人工呼吸、胸骨心臓マッサージ)、不整脈の診断・治療の各ブースを交代で回り、最後はMega(メガ) Cod(コード)eという実技を行いました。
このMega Codeでは、各自がチームリーダーとして、急変した患者さんを診断・治療しました。はじめは戸惑っていた受講者も優しいインストラクタ―の指導で、最後まで楽しく受講できました。
2日目は筆記試験と実技試験で、一人ずつ2日間の成果を評価してもらいました。緊張して何度か繰り返す受講者もいましたが、最後には全員合格することができ、修了証とTCLSバッチをコースディレクターで日高病院(群馬県)・救急部部長の木村圭一先生より頂きました。
受講生からは「定期的に学んでいきたい」「判らなかった点が整理できた」「指示を受ける側でしたが、動けるように頑張りたい」との言葉が聞かれました。今後もこのような機会を設け、より多くのスタッフに受講して頂き、救急の質の向上に努めていきたいと考えます。
医療安全管理室/本間