今年度より、基幹型臨床研修病院である鶴岡市立荘内病院の初期臨床研修プログラムに
当院が協力型臨床研修病院として加わることになりました。
これにより、当院が受け入れできる内科、循環器内科、形成外科、外科領域の4つで、
研修医の先生が希望された診療科の研修を実施できるようになりました。
5月10日(月)~6月6日(日)には、早速、荘内病院二年次研修医の濱田啓一先生が
当院での形成外科研修に参加されました。
研修期間中は、創傷ケアの外来や病棟回診の見学、創傷カンファレンスにも参加。
創傷患者さんの手術では、さまざまな処置や手技も間近に学んでいただきました。
本日で研修を終えた濱田先生から医局会で最後のご挨拶がありました。
先生からはたくさんの感想をいただきましたので一部ご紹介いたします。
「自分は外科系に進もうと考えているので、当初は縫合のテクニックや
創傷の治療方法・治癒過程を学べたらと思っての研修でした。
恥ずかしながら足医学という存在すら知りませんでしたが、
研修ではチームで患者さんを歩かせるためにスタッフが意見を
交わし合う姿に感銘を受けました。
創傷ケアの治療に関しては、創傷ケアセンター長の
富樫先生が非常に熱心で、先生を中心にチームで
それぞれの立場からの意見を出し合う姿が印象的で、
話す内容もレベルが高いと感じました。
また食事介助や体交、除圧などのケアを熱心で
かつ適切にされているなと思いました。
短期的な目標としては、1か月ここで勉強した内容を
荘内病院に還元できる場面があればと思います。
なかなか自分で難しい疾患の治療方針など
考えることはまだできないですが、褥瘡ケアの方法や
上級医への提案などができればと思います」
(研修終了後に寺田院長と記念撮影)
約1か月と限られた時間ではありましたが、
濱田先生、大変お疲れ様でした。
臨床研修センター・にしかわ