5月31日(日)にひらたタウンセンターにて透析患者勉強会の1つとして調理実習を開催しました。
患者さんとご家族、透析センタースタッフ(医師、看護師、臨床工学技士、医師事務補助、助手)含め、52名の参加があり、実習では5つのグループに分かれ、合計9品の料理を作りました
透析食は水分、塩分、カリウム、リンなどの制限があり、食材選びや調理方法に工夫が必要です。
それらを管理栄養士やスタッフと一緒に確認し、楽しみながら調理を行いました。
日頃から毎日の食卓を管理する主婦の皆さんの手際の良さはもちろん、普段料理をしないように見える男性も、いざ包丁を握ると料理人並の包丁さばきを見せてくれたり、調味料をしっかり計量してくれたりと積極的に調理に参加してくれていました
できあがった料理はにんにく、生姜、胡椒など香味野菜や香辛料、酢やすだちなどの酸味を上手く利用したり、ごま油を使って香ばしさを出したり、だしのうまみをきかせたりなど、減塩でもとても美味しいものばかりでした
患者さんやご家族からは「どれも美味しかった」、「家でもまた作ってみたい」との声が聞かれました。ただ中には、薄味で物足りなさを感じる方もいたため、今後も日頃から減塩に慣れていただければと思うところもありました
透析患者勉強会ということではありましたが、患者さんもご家族もスタッフも楽しく学べる良い機会だったと思います
(透析センター 副主任・梅木)