昨年12月10日(土)、秋田市にぎわい交流館AU(あう)において、「あきらめない足病治療」をメインテーマに救肢講演会を開催しました。
当日は小雪交じりのとても寒い日でしたが、医師、看護師、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネージャーなど50名の医療従事者が参加しました。
講演1では、富樫真二創傷ケアセンター長が「あきらめない足病治療」と題し、当院の足を救うための院内の取り組みを紹介。
“難治性の足潰瘍(あしかいよう)、壊疽(えそ)になっても決してあきらめてはいけない。皆さん一人ひとりが早期発見・早期治療に導くゲートキーパーとなってほしい”と多職種連携の重要性を話しました。
講演2では、三浦弘子糖尿病療養指導士が「見逃さない足病の見方とフットケア」と題し、当院のフットケア外来で行っているアセスメント(足の観察や評価)の方法と予防の実際を紹介。
“小さな足の変化や異常に早期に気付き、迅速に対応することが足を救うための第一歩”と話しました。
大勢の方が足を運んだフットケア器具の展示ブース。
皮膚排泄ケア認定看護師が様々な足の傷や悩みに関する個別相談を行いました。
講演後のアンケートでは「秋田県でも足壊疽の治療、フットケアを専門にできる病院が増えてほしい」「大変勉強になりました。山形が近く感じて心強いです」「訪問看護は時間に限りがあり難しいのですが、フットケアをやってみたいと思います」「とても参考になった。次回は実技も学びたいと思います」など多数の意見・要望を頂きました。
多職種が連携をとって一人でも多くの患者さんの足を救えるよう、これからも講演会活動を続けていきます。
(企画課長/遠藤)